こんにちはチャレンジコネクションです。すっかり寒くなってきましたね。皆さんタイヤ交換お済みでしょうか?
最近はスタンドやディーラーも作業は予約制となっていて、急な作業には対応できないケースが増えてきています。こんな時困るのがタイヤ交換ですよね。
“雪予報が出ているけれど作業の予約が取れない”となれば自分で作業をするしかありません。ところが慣れている方でも油断してはいけないのがタイヤの脱輪事故。
事故になりかけたケースも含めれば毎年かなりの台数が脱輪やナットのゆるみによるトラブルに見舞われています。
2023年には札幌市西区で脱輪による痛ましい事件も起きています。季節履き替えが増えるこの時期は今一度タイヤの取付チェックを行いましょう。
このサインを見逃すな!タイヤのナットが緩んでいるサイン
ホイールナットが緩みだすと車に何らかの症状が起きていることが良くあります。本当は常にナットの締め付けを確認するのが理想ですが、中々そうもいかない、という方は車からの重要なサインを見落とさないようにしましょう。
車の走行スピードに合わせて異音がしたら要注意!
ホイールナットが緩んでいると、ほぼ確実に車から異音がします。速度に比例して“ウォンウォン”といったり“コトコト”と音を立てていたらすぐに車を止めてナットのゆるみが無いかチェックしましょう。
特にタイヤ交換後100km程度は一番緩みやすいとされている距離なので、交換直後は特に車から異音がしていないか注意しましょう。
ハンドルから振動が伝わる場合も危険
フロントタイヤのナットが緩みだすとハンドルに細かな振動やブレが出ることがあります。ホイールバランスが狂っていることが原因の可能性もありますが、この場合もナットのゆるみを疑いましょう。
もし、キチンと締まっているようであれば、ホイールバランスの調整が必要です。
ホイールナットのゆるみ点検
ホイールナットのゆるみ点検は車載工具があれば簡単にできます。より高い精度で確認したい場合はトルクレンチを用意すると良いでしょう。
トヨタ | ホンダ | 日産 | スバル | 三菱 | マツダ | 輸入車 | スズキ | |
ソケット サイズ | 21mm | 19mm | 21mm 19mm(軽) | 19mm | 21mm | 21mm | 17mm | 19mm |
簡易的に確認する場合は手で力いっぱい締めこみ、90度以上回らなけれなOKです。トルクレンチの場合は車種によって締め付けトルクが変化しますが、概ね100N・m程度のトルクで締まっていればまず問題ありません。
但し、輸入車やRVなどの大型車はもう少し強い力で締まっていますので適正トルクの確認は必要です。
ホイールナットが緩む原因
自動車のホイールナットが緩む原因は複数あり、それらが組み合わさることでホイールナットが緩んでしまうことがよくあります。ホイールの緩む原因に一つでも心当たりがあれば安全点検は必須です。
1. 締め付けトルクの不適切さ
ホイールナットを締める際に、推奨されるトルクで締め付けないと緩む原因になります。締めすぎると部品の損傷やねじ山の摩耗を引き起こし、緩みやすくなる場合があります。一方で、トルクが不足していると振動で簡単に緩んでしまいます。
対策としては、自動車メーカーが指定するトルクレンチを使い、適切なトルクで締めることが重要です。車種やホイールの種類によって適正トルク値は異なるので、取扱説明書やサービスマニュアルを確認することが推奨されます。
2. ホイールやハブの汚れや異物
ホイールやハブに砂や泥などの異物が付着していると、締め付けた際に十分に密着できず、その結果、ホイールナットが振動によって緩む可能性があります。
ホイールを取り付ける前に、ハブ面とホイール接触面をよく清掃し、異物がないことを確認してからナットを締めることが必要です。
3. ホイールの変形や劣化
ホイールとナットが接地する部分が曲がったり変形したりしている場合、ナットをしっかり締めても接触面に均一な圧力がかからず、走行中に振動でナットが緩むことがあります。また、ホイール自体が古くなっていると、素材の強度が低下していることも原因となります。
北海道の厳しい道路状況ではホイールの状態を定期的に点検し、変形や損傷がある場合は早めに交換することを検討する必要があります。
4. ナットやボルトの損傷
ナットやボルトのネジ山が摩耗、損傷している場合、締めても十分に固定されず、振動で簡単に緩むことがあります。特に、過度なトルクで締めたり、錆びついたナットやボルトを使用した場合に起こりやすいです。
ネジ山の状態をチェックし、摩耗や損傷が見られたら、すぐに新品に交換しましょう。
5. ホイールナットの種類の違い
適切なホイールナットを使用しないと、締め付けが不十分になることがあります。例えば、テーパーナット(円錐形のナット)とフラットナット(平らなナット)は形状が異なり、ホイールに適したタイプを使用しないと緩みの原因となります。
タイヤの取り付けが心配なら当社にお任せ
雪が降る地域に住んでいる方ならタイヤ交換は身近で簡単な作業に思うかもしれません。けれども一歩間違えるとタイヤ交換のミスは大きな事故の引き金にもなる繊細な作業でもあります。
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